お知らせ

歯科医院がGoogle口コミによる名誉毀損訴訟で勝訴するも、賠償額はわずか26万円。医院はどのように対応すべきか?

2025年7月、大阪府内の歯科医師2名がGoogleマップ上の口コミによる中傷で名誉を毀損されたとして損害賠償を求めた裁判で、控訴審(大阪高裁)の判決が言い渡されました。

口コミ欄の中傷、賠償どこまで・・歯科医師・調査に55万円「勝訴しても損害」(読売新聞)

1審判決では投稿内容が虚偽と認定されるも、「慰謝料は20万円、調査費はわずか4万円のみの認定(実費は55万円)」という、医院が勝訴しても経済的損失を回収できない判決が出ました。


事案の概要

  • 投稿された口コミ:「知識は20年以上前のもの」「子どもが怖がった」
  • 投稿者は実際に子どもを連れておらず、内容は虚偽
  • 投稿者特定には調査費55万円がかかり、損害賠償請求へ
  • 1審判決:名誉毀損を認定するも、賠償額は26万円(うち調査費4万円)
  • 歯科医師側は控訴、全額賠償を求めた

医療機関を取り巻く口コミリスク

Googleマップの口コミには安易に「事実と異なる投稿」が書き込みできます。実際2024年1〜6月に、日本医師会の相談窓口へ175件の誹謗中傷の相談が寄せられたとのこと。

しかし、医療機関側が投稿者特定に踏み切るには高額な調査費や弁護士費用を要します。そして、その費用を費やして裁判をして勝訴したとしても、今回の判決のようにかけた費用分も回収できない、そしてその書き込みによる風評被害も「受けっぱなし」にならざるを得ないのが現在の「法律」の限界のようです。

「起こってからでは防げない」「挽回できない」「回収できない」ことを考えると、こうした「根拠のない嘘の口コミリスク」を生じさせないように対策を取ることの重要性がおわかりいただけると思います。


歯科医院が今すぐ取るべき対策

項目推奨アクション
1. 口コミ監視Googleやエキテン等、定期的に自医院のレビューを確認
2. 社内ルール整備中傷投稿を見つけた際の対応フロー(スクショ保存・日時記録)を明文化
3. 弁護士連携IT・名誉毀損に強い弁護士とあらかじめ顧問契約または相談体制を構築
4. 口コミ改善施策ポジティブな口コミを自然に増やす施策(患者アンケート・レビュー依頼など)
5. 外部モニタリング活用専門業者によるSNS・口コミ監視サービス導入の検討

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コモンズでは、法務、ITサポート、総務、マーケティング・・様々な分野の専門家と連携し、先生から「口コミ被害を抑えるための対策を取りたい」というご要望に対し、適切なご支援を行います。

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